Date:2025.04.12

在宅医療介護連携で地域包括ケアを実現

高齢化が進む現代において、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、医療と介護の連携が不可欠です。厚生労働省も積極的に推進している「在宅医療介護連携」は、その重要な柱となります。

  1. 釧路市における現状と課題
    先日実施した調査報告書によると、釧路市においても「医療・介護の連携不足」が課題として挙げられています。 具体的には、多職種間の連携不足や情報共有の難しさが指摘されています。
  2. 在宅医療介護連携の重要性
    在宅医療介護連携は、患者様やご家族が安心して在宅での療養生活を送るために、以下の点で非常に重要です。
  3. 切れ目のないケアの提供
    病状の変化や介護ニーズの増加に応じて、医療と介護のサービスがスムーズに連携し、必要な支援を提供します。
    質の高いケアの実現: 各専門職がそれぞれの専門性を活かし、情報を共有しながら連携することで、より質の高い、包括的なケアを提供できます。
    患者様・ご家族の負担軽減: 入院や施設入所をできる限り避け、住み慣れた家で過ごせることで、患者様やご家族の精神的・身体的負担を軽減します。

CCLの取り組み

特定非営利活動法人CCLでは、釧路市における在宅医療介護連携を推進するため、多職種が連携するための研修会や、市民向けの啓発活動などを企画しています。調査報告書の結果を踏まえ、情報共有の円滑化や連携体制の構築に向けた具体的な取り組みを進めてまいります。

まとめ

厚生労働省が推進する在宅医療介護連携は、地域包括ケアシステムの実現に不可欠です。釧路市においても、医療と介護の関係機関が連携を強化し、患者様やご家族が安心して在宅療養を送れる地域づくりを目指していく必要があります。