Date:2026.01.26
辛いことがあっても大丈夫。地域で育む「レジリエンス(回復力)」の話

1月も最終週となりました。一年で一番寒さが厳しい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。特定非営利活動法人CCLです。
今月は、「こころの健康」や「孤独」についてお話ししてきました。シリーズの最後に、これからの時代を生き抜くための大切なキーワードをご紹介します。
目指すべきは、鋼(はがね)のメンタルではありません
皆様は、「レジリエンス」という言葉を聞いたことがありますか?心理学などでよく使われる言葉で、「回復力」や「しなやかさ」と訳されます。
人生には、病気、離別、失敗など、予期せぬ辛い出来事が必ず起こります。そんな時、全く傷つかない「鋼のような強い心」を持つことは、人間には不可能です。
厚生労働白書の中でも求められているのは、強くなることではありません。辛いことがあって心が凹んでも、竹のようにしなやかに、元の形に戻れる力。 それが「レジリエンス(回復力)」です。
回復力の正体は、「人」です
では、どうすればその回復力を持てるのでしょうか? 実は、レジリエンスは自分一人の力で高めるものではありません。
「助けて」と言える相手がいること。「大丈夫?」と声をかけてくれる人がいること。
周囲に信頼できるつながりがある人ほど、辛い出来事から早く立ち直れることが分かっています。つまり、あなたの回復力の正体は、あなたの周りにいる「地域の人たち」なのです。
CCLは、あなたを受け止めるネット(網)になります
国が目指している「地域共生社会」とは、まさにこの回復力を地域全体で持とうという社会です。
私たちCCLが「括る(くくる)」活動を続けているのも、皆様の生活の中に、見えないセーフティネット(安全網)を張り巡らせるためです。 一人では抱えきれない悲しみも、地域の専門職や仲間と「ひと括り」になって支え合えば、必ず乗り越えられます。
1月は「こころ」のお話をしてきましたが、来月からは、そのつながりを支える具体的な仕組み――「在宅医療」や「多職種連携」についてお話ししていきます。もしもの時、CCLのネットワークがどのようにあなたを守るのか。どうぞお楽しみに。