Date:2026.01.04
【新年のご挨拶】予測できない人生を、地域という「絆」で支える
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆様におかれましては、清々しい気持ちで新年をお迎えのことと存じます。
平素より、特定非営利活動法人CCLの活動に多大なるご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年は午(うま)年です。
古くから伝わる格言に「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじ さいおうがうま)」という言葉があります。逃げた馬が戻ってきたと思ったら落馬して怪我をし、その怪我のおかげで戦乱を免れた……という故事に由来し、「人生における幸不幸は予測できず、何が幸福への転機となるかわからない」ことを説いています。
私たちが取り組んでいる活動も、まさにこの「予測できない人生」と真摯に向き合うものです。 元気な時にはなかなか想像できない「もしも」の時。思いがけない病気や加齢によって、ご自身の意思を伝えられなくなる日が来るかもしれません。
しかし、そんな予測不能な変化が訪れたとしても、絶望するのではなく、「この地域にいて良かった」と思えるような温かい結末へと変えていくこと。それこそが、私たちCCLの使命です。
私たちの法人名「CCL」には、Cooperate(連携する)・Create(創造する)・Live(人生を楽しむ)という想い、そして「人を括(くく)り、地域をひと括りにする」という設立当初からの強い意志が込められています。
昨年は、この想いをまた一つ、具体的な「形」にすることができました。
皆様の「もしも」の備えをより実践的なものにするため、オリジナルの「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)紹介リーフレット」を作成・公開いたしました。
このリーフレットは、単に医療やケアの希望を記すだけではありません。「お金のこと」や「相続のこと」といった、生活を支える現実的な課題まで網羅しています 。ご本人とご家族が、人生の最終段階について本当に必要な話し合いができるよう、私たちの想いを込めた「未来への贈り物」です。
「塞翁が馬」の物語のように、人生には予期せぬことが起こります。
しかし、私たちには備えがあり、そして「地域」という仲間がいます。
昨年作成したリーフレットが各家庭での対話のきっかけとなり、100名を超える多職種の専門職がその想いを全力で支える。そのような文化がこの釧路に根付けば、どんな未来が訪れても、恐れることなく前を向いて歩んでいけるはずです。
本年は、午年にあやかり、皆様と共に力強く大地を駆けるような、飛躍の一年にしたいと願っております。
この釧路で、誰もが安心して自分らしく生き抜くことができる未来を目指し、駿馬のごとく活動に邁進してまいる所存です。
皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、本年も変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2026年 元旦
特定非営利活動法人CCL 理事長 杉元 重治